埼玉 2019.09.24

【埼玉県越生町】東京から気軽に自然を満喫できる街 – 江戸から親しまれる 山と里が織り成す場

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2019年に「翔んで埼玉」が実写映画化され、話題となっている埼玉県。
埼玉のイメージが変わって来ていますね。

埼玉と言えば「埼玉都民」と東京のベッドタウンだったり「ダサイタマ」と揶揄されるなどあまり良いイメージがない方もいらっしゃるかもしれません。

とんでもない!!

埼玉は目立たないかもしれないけど「実は」素晴らしいものが眠っている場所なのです!!

埼玉は東京から近い分、気軽に行ける場所で、「実は」とても良い場所で、「ただ知らない場所」が多いだけなのです!!!

そんな埼玉県の中で今回は気軽に自然を楽しむことができる「越生町」を紹介いたします。

越生町(おごせまち)とは

越生町(おごせまち)は、埼玉県の西部に位置し、首都50キロメートル圏にあります。
関東平野と外秩父山地の接点にあり、町のほぼ中央を越辺川が貫流し、町土の約7割が山地と緑豊かな風光明媚な町です。


越生町には関東三大梅林の一つに数えられている越生梅林を始め、日本観光百選の黒山三滝、関東一の五大尊つつじ公園、江戸城を築城した太田道灌ゆかりの山吹の里歴史公園などがあり、花の里、ハイキングのまちとしても有名です。

瑞々しい梅。

鉄道もJR八高線と東武越生線が通っているので都内からも一時間半程度で気軽に行くことができます!土日の越生駅はハイキング客で賑わっています。

梅とゆずの収穫量と出荷量は県内第一位で、埼玉県第一位の大クスの木、平安時代の仏像の数も県で一番で、旧跡や神社仏閣なども多く、歴史も深い街です。

風情のある寺。
写真提供:浅見敦さん

ところで皆さん、越生町(おごせまち)って読めましたか??

筆者は読めませんでした…埼玉一難読地名とも言われるみたいですね。

越生(おごせ)の語源については諸説がありますが、平野と山地の接点にあたる越生からは、秩父地方に向かうにも、上州(現在の群馬)に向かうにも尾根や峠を越えなければなりません。それに由来した『尾根越し(おねごし)』の『尾越し(おごし)』が『おごせ』になったという説が有力視されているそうです。

越生町の風景。
関東平野と外秩父山地の接点にあり、ここから山を越えるので「越生」と言われるようになった。
写真提供:浅見敦さん

関東の南北を結ぶ要衝として、秩父との交易の中継地として古くから開けてきた、山地と平野の接点に発展した町で、恵まれた自然環境の中に首都圏にあって貴重な古い家並みと田園・山村風景をとどめています。

現在は国道等はないのですが、昔は交通の要所として発達したみたいですね。

そんな越生町ですが、首都圏に居ながらも気軽に自然を満喫できるスポットなのです!!!

気軽に自然を満喫できるスポット1
「黒山三滝」

 越生町の奥に位置し、越辺川(おっぺがわ)支流の三滝川に落ちる上下二段の男滝(おだき)、女滝(めだき)と、やや下流の天狗滝の三つ合わせて黒山三滝と呼ばれます。

室町時代には山岳宗教修験道の拠点として開かれ、広く信仰を集めたそうです。

江戸時代幕末に越生出身の尾張屋三平という人物によって江戸に紹介され、明治時代は鉱泉も発見されて観光地として知られるようになりました。
昭和26年には、三滝を中心とする広い地域が県立黒山自然公園に指定されています。

今も昔もやっぱりPRって大事ですね!
どんなに素晴らしいものでも知られないと宝の持ち腐れですからね。

黒山三滝に来ると、ここまでは比較的山を越えずに気軽に来れることが分かります。
江戸時代の人々も江戸から気軽に比較的近くに観れる滝として親しまれたんだなぁと感じます。

滝、とても気持ちいい!!マイナスイオンがたくさん出てます!!!

都会の生活による疲れをデトックスをしてくれるように思えます!!!

滝と日差しのコントラストが美しい…!!筆者はこれを「日本のアンテロープ」と呼んでいます(笑)!!

東京から約一時間半でこの距離感でこれだけ大自然を味わえるのも素晴らしいです!!

ワンチャンもデトックス中。

気軽に自然を満喫できるスポット2
「上谷(かみやつ)の大クス」

上谷(かみやつ)の山入(やまいり)集落に根を張る大クス(大楠)とは、幹周り15m、高さ30m、樹齢は1000年以上にもなる巨木です。

昭和63年度「緑の国勢調査」で、全国巨木ランキング第16位、埼玉県では第1位に認定、さらに県の天然記念物にも指定されています。

暖かい西日本に多く自生するクスノキが関東の山間部でこのような大きな大木に生長するのはきわめて稀な例と言われます。

東日本育ちの筆者もクスノキってあまり縁がなかったように思います(九州に行って大好きな木になりました)。

これがそのクスノキです!!!!

デカい!!写真に入らない!!!

大クスの大きさに圧巻されるとともに、強いエネルギーを感じます。

筆者はこのクスノキが大好きで、越生へ行く度にこの大クスを観に行っています。そしてこの大クスから強いエネルギーを頂いています!!!

大クスさん、いつもありがとうございます!

地元の方曰く、「なんか好き」という感覚が芽生えているのだそうです。
それは越生町のことを、越生に住んでいる方のことをずーっとずーっと温かく見守って下さっているからなのかもしれませんね。

ここから観ると大クスが越生の町をずっと見守っているようにみえる。
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