全国 2019.06.13

国内100島制覇!地域編集者が全国の離島100島に行って分かった離島の魅力

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こんにちは。地域編集者の中濱颯です。

私は日本・世界を回りながら日本各地域の情報発信を行なっており、こちらマイグラトリーでも幾つか記事を書かせていただいております。

この度、国内離島100島を制覇しました!!

特に島数に拘っている訳ではありませんが、気づいたら90島を超えていたので、せっかくなのでここまできたら100島目指そう!と島を周り、この度100島制覇しました。

皆さんは島は好きですか?

島に行ったことはありますか??

島に行くとワクワクしませんか????

今回は離島の魅力や、島旅を通して気付いた事などをお伝えできればと思います。

私の島の原点

私が一番最初に島に行ったのは忘れもしない、あれは小学二年生の春。

親の仕事の関係で石川県金沢市へ転校になり、間もなくして親に連れてってもらった石川県能登島。
能登島には水族館があったこともあって連れていってもらったのですが、島への橋を渡るときに湧き上がるあの「ワクワク感」。

橋の先には、島には何があるんだろう?
これから島へ行く時のワクワク。

思えば能登島の体験が原点だったのかもしれません。

愛媛県鹿島。船で3分のところにありますが海の向こうに何があるのかワクワクします。

島へ行くワクワク感!!

それから20年ほど経ち、気づいたら離島渡航数は100島を超えましたが今でも島へ行く時はとてもワクワクします!!!

先日、伊豆諸島利島(としま)へ行ってきました。

伊豆諸島へ行くには(島によりますが)高速船か飛行機で行くのが早いのですが、私は断然大型客船でのんびり行くのが醍醐味だと思っています。

大型客船は東京竹芝桟橋から深夜出発します。

夜寝て朝到着だから寝ていれば朝到着と効率が良い!

しかも東京湾の夜景がとても綺麗!!

島にも行けるし夜景も観れる!!!!

と三拍子!!とってもワクワクします!!!

東京伊豆諸島へ行く時はレインボーブリッジの下を通過します。
綺麗な夜景に、これから島へ行くのにワクワク!!!


朝起きたら大海原の海が!!!テンション上がります!!!


そして利島が目の前に!!いよいよ上陸!!!!


利島上陸!!!看板がお出迎えしてくれます。


上陸後、港から見えている山、宮塚山へ登山!!

よく、人はなぜ山に登るのか?そこに山があるから!と言われますが、まさにそんな感じです(笑)
こんな光景みたらただ目の前に山があるから登るだけ(笑)

利島宮塚山登頂!!大海原にテンションMAXです!!!
右手は伊豆大島、左手にはなんと富士山が!!

島には我々をかきたさせる何かがあります。

もしかしたらコロンブスがアメリカ大陸(本人はインドと思っていたみたいですが)を発見した時のように冒険心が掻き立たせるのかもしれません。

きっとDNAレベルで刻みこまれているのでしょうね。

現代では誰も発見されていないような未知の島は早々ありませんがそれでもワクワクしますよね!!
それぞれの島にその風土の中で築かれた独自の歴史・文化があり、同じ国内にいても全く知らないことばかりである意味未知の島なのかもしれません。

未踏の地で知らないことを発見する。

これこそが島へ行くことの醍醐味かもしれません。

伊豆諸島八丈子島。今は無人島ですが孤高の島を見るだけで我々を掻き立たせます。

100島渡って分かったこと

私が100島を渡航して分かったことは「繋がりの連続」ということ。

日本には400島余りの有人島と6000島以上の無人島があります。
100島なんてほんのちょっとで入口にも立ってない気がします。

それでも100島を巡って思ったことは、それぞれの島の方々がその土地土地の気候・風土・文化等を受け入れ、懸命に生きられているということ。

漁業の島
農業の島
神聖な島
工業の島
島全体が工場の島
国等の施策によって軍施設・医療施設等になった島
リゾートの島
海運の島
原材料(採石・金属等)の島 等

それぞれの島の地の利を活かしています。

長崎県壱岐島勝本港。マグロ一本釣等漁業が盛ん。
兵庫県沼島上立神岩。国生み神話ゆかりの地。
伊豆諸島大島三原山。活火山だが島民はそれを受け入れ、懸命に生きています。

さらにそれらは全て「繋がりの連続」といういうこと。

島で採れた魚・野菜等は本土に送られ、島で採れた原材料(石等)は本土に運ばれ本土の食料・原料を支え、目の前が海という地の利を活かし船乗りとなり物流を支えたり。
また熊本天草のお祭りが北前船を通って新潟佐渡へ形を変えて別のお祭りになるなど文化の伝播によって新たな文化が芽生えたり。

一人一人は意識なくとも結果としてそれぞれが役割となって繋がりを生み、地域を、日本を、世界を支えているのだなと実感しています。

愛媛県今治市来島海峡。
これだけ多くの船を見ると海と世界は繋がっているのだなぁと実感。

古き良き日本が残っている

兵庫県沼島の沼島八幡神社の春祭。毎年5月3・4日に行われます。
古き良き日本のような、懐かしい想いに浸ります。

島に行くと人の良さに驚きます。

島にもよりますが、島の方とすれ違う時、だいたい挨拶をしていただけます。
そして「あんたどこから来たの?」と声をかけて頂いたり、「島に来てくれたからこれあげるよ」と島で採れた魚や野菜等くれたり。

一番驚いたのはとある島に行った時、港についてレンタカーを借りようとした時にレンタカー屋が見つからず、港の近くの資料館的なところに入って受付の方にレンタカー屋ないかと聞いたところ、

「レンタカー屋はあるけど今日は日曜だからガソリンスタンドやってないよ。この島は商売っ気無いからねぇ。」

との回答が。。。
どうしようかなぁと思っていた矢先、

「私の車貸してあげようか?私ここの勤務17時までだからそれまでに返してくれれば良いよ。」

?!

!!

!!!!?

「えっ・・・???????」

「い、いいんですか????????」

「いいよ。はい、鍵。あれが私の車だから。」

と初対面、というかぷらっと資料館に入って少し話をしただけなのに車を貸していただき、島を巡ることができました。
(もちろんガソリン代はお支払しました)

どうしてなんだろう。

どうしてそんなに人を信じれるんだろう。

どうして人を疑ったりしないんだろう。

それが普通なのだそうです。

ですが私にはとても衝撃的な出来事でした。

とても心が温まり、ただ綺麗な景色を見る以上に心が満たされました。
こうやって私は島の魅力に取りつかれていきました。

伊豆大島の光景。船が出る際はテープとともに別れを告げます。
とてもグッとくる光景です。島の人々って暖かい。

人を信じること。

これってかつての日本では当たり前のことだったと思います。

ですが、都市化になるにつれそういったものが薄らいでいったのだと思います。

しかし、島にはまだ残っている。

自分の持っているものを人に分け与える。

ちょっと多めに魚が採れたから近所の人に分け与える。
お礼に採れた野菜をお返しする。
利他の精神が溢れているんですね。

きっと島には「信用経済」が成り立っているんだと思います。

最近、移住者が増えたりするのはこういった繋がりや社会を求めているからだと思っています。

最近では島外の方々が流入して新たなイノベーションが起き、都会と田舎のハイブリッドな面白い展開が新たな文化を生み出されていく姿がわくわくします!!

行く島行く島毎にそれぞれの文化・歴史・風土があり、まだまだ知られていない、発見されていないことが沢山あります。

だから島が好き。

まだまだ未熟者ですがこれからも島・地域を回ってその魅力を伝えていきたいと思います!!

と、いうことで次回は

「島・地域の風土を伝えるということ」

という記事をお届けいたします。

その他にも島ごとの違いや、特にオススメの島などもお伝えしていきたいと思いますのでお楽しみに!!

離島を体験してみたい方へ

様々な離島で様々な体験が提供されています。

島に遊びに行ってみようかなと思ったらぜひ気軽に行ってみて下さい。

きっと新しい価値観が発見できるはずです。

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