気軽に自然を満喫できるスポット3
「越生梅林」
越生といえば梅。
越辺川(おっぺがわ)沿いに広がる梅林。
水戸偕楽園、熱海梅園とともに関東三大梅林の一つとされています。
南北朝時代に福岡太宰府より天満宮を分祀(梅園神社)する際に梅を植えたのが起源とされているそうです(諸説あり)。九州と繋がりがあるのですね!
江戸時代、梅は商品価値を持つようになったことから盛んに栽培されるようになり、現在では梅林を中心に2万5千本もの梅が栽培されていると言われています。
とても深い歴史がありますね!!
写真提供:浅見敦さん
越生の谷に行くと梅林が見え、「越生に来た」という感覚が芽生えます。
どこまでも梅林が広がる姿に埼玉にもこんなところがあったんだ!と驚きです!!
2月下旬〜3月下旬頃には「梅まつり」が開かれ、多くの観光客が訪れます。
これが梅の花です。
とても綺麗ですよね!!うっとりしちゃいます。平安時代から愛されてきた理由が分かる気がします。
6月くらいになると収穫期に入り、梅干が作られます。
写真提供:浅見敦さん
写真提供:浅見敦さん
そんな美しい梅で作られた越生町の梅干しは「越生べに梅」というブランドになるほどとても美味しいです!!
町民の方々が作られた梅干は「梅の駅」というお店で売られています。
人によって少しずつ違いがあって味比べも面白い!!
写真提供:浅見敦さん
筆者は実は梅干って好きではなかったのですが、越生の梅を食べて「梅って美味しいんだ(酸っぱいけど)!!」と実感し、越生に行ったらいつも梅を買って帰ります!!越生で豊かな梅林を楽しみ、家に持ち帰っても越生の梅で健康でいられる。一石二鳥です。
写真提供:浅見敦さん
奥武蔵地域の情報発信の場
「オクムサ・マルシェ」
自然を満喫した後はお食事でもカフェでも。
むかしから伝わる暮らしの知恵を受け継いで、編みなおし、再びたのしむ。
越生町出身のオーナー浅見さんがUターンにより開いた薬膳カフェ。
越生町・奥武蔵地域の良さを伝えるべく和食をベースに地元の食材や有機野菜を活かした薬膳ごはんや地粉を使用した和洋菓子等、身体にやさしいごはんとおやつ用意しています。
とてもおしゃれですよね!!
さらに奥武蔵地域の伝統工芸等も販売し、奥武蔵地域の情報発信の場となっています。
埼玉県越生(おごせ)町の「越生うちわ」。現在は1軒のみで作られている。
筆者は10回以上足を運んでいますが、ここに足を運ぶと「この地域にはこんな名物があったのか?!!」と訪れる度に新しい発見があります!!やはり情報発信の場って大事なんだな、と実感します。
そして料理。
薬膳カレーやとろろ御膳など、身体が喜ぶメニューが揃っています。
とても美味しそうですよね。そう!美味しいのです(笑)!!
デザートのプリンも本当に美味しいです!!!
筆者は越生へ行く度にいつもオクムサ・マルシェ でランチを頂いていますが、地元の野菜を使った薬膳料理は身体が本当に喜んでいることを感じます!!地元の野菜・季節の野菜。心優しい料理。身体が喜ばないはずがありません!!
実は筆者はオクムサ・マルシェのオーナー浅見さんと友人でそれが縁で越生町へ何度も足を運んでいます。浅見さんと出逢わなかったら越生町に足を運ばなかったかもしれません。
本当に感謝です!浅見さん、いつもありがとうございます!!
皆さまも自然散策やハイキング・サイクリングの後でも是非オクムサ・マルシェに足をお運びくださいね!!
越生の四季のうつろいを感じる
「芹ヶ沢陶房」
越生の山あい芹ヶ沢の地に設けられている陶房。
越生町には陶房もあるのですね。
オクムサ・マルシェ のお店に芹が沢陶房の商品が置かれていたことから浅見さんに情報を聞き、お伺いすることにしました。
北海道出身の陶芸家石川真理さんは料理家でもあり、料理を引き立てる器づくりをされています。
石川さんは陶芸をすること、土を耕し自然の恵みである作物をいただくこと、それを調理し、器に盛り食すること、それはみなつながっているということを実感しながら日々製作されているのだそうです。自然豊かな越生の山あいにいるからこそ感じられるのでしょうね。
石川さんは料理家でもあるため、料理に引き立つお皿作りに精進されているそうです。
お話を聴くだけで心が豊かになれます。
器は人々の生活を豊かにします。
越生の町、越生の四季のうつろいを感じながら器選びをする。とても贅沢な時間ですね。イベントも行われているので皆様も器選びに、石川真理さんに会いに芹ヶ沢陶房に行ってみませんか。
“いのちある食卓” を目指す
「大豆工房みや」
大豆工房みやさんは埼玉県の越生町にある大豆製品をつくる工房です。
余計なものは加えず、信頼できる材料だけでつくった豆腐をみなさんに食べていただこうという想いで始められたお店で、材料はほぼ国内産を使用し、流行のやわらかい豆腐、不自然に甘い豆腐などの加工はせず、昔ながらの製法で余分な添加剤は使わず、「食の安全」を最大の目標に、本物を大切に味わうための “いのちある食卓” を目指し、日々、豆腐づくりに励まれています。
ここで皆さんに質問です。
現在、日本の豆腐は何%輸入大豆に頼っているでしょうか?
実は95%輸入大豆に頼っているのです!!
びっくりですよね?!!
国内大豆で作られた豆腐はなんと5%しかないのです・・・!!
しかも輸入物は味わいに欠け、さらに燻蒸(ポスト・ハーベスト)や遺伝子組み換えなどの問題が指摘されています。
そのような状況の中、大豆工房みやさんは国産大豆にこだわっています。国産大豆はタンパク濃度が高く、豆腐のもつ本来の風味が生まれることから、埼玉・栃木・茨城・新潟・北海道・九州等の契約栽培大豆を使用されています。
他にもにがりや油などの材料も国産・製造方法で食品添加物は使っていません。
店内に入ると豆乳を試食いただけるのですが(とても贅沢!)、その濃厚さといったら・・・!!国産大豆って本当に美味しいんですね!これが本当の豆乳なのか・・・!!
おそらく人生の中でも一番美味しい豆乳なんじゃないかと思います(大袈裟でなく本当に)!!
大豆は「畑の肉」と言われるほど良質のタンパク質と脂肪に富みサポニンやレンチン等、身体に有効な成分を多く含む食物だそうで、血液中のコレステロールを減らし血圧を下げ、成人病を防ぐなど多くの可能性を持った食品として注目されています。
日本では昔からこの大豆を豆腐や納豆、みそなどに加工して日常食べてきました。
そんな「本物」の豆腐を食べることで身体が喜ぶ。
日本人がずっと食べてきた豆腐だからこそ身体に馴染む。食べるだけで健康になれそうです。
当たり前なことですが、それ自体が贅沢なことですね。
筆者も日本人として、食生活をしっかり見つめ直さないといけないな、と考えされられました。
本当に美味しいので皆さんも是非行かれてみてくださいね。
古くから親しまれる山と里が織り成す場
「越生町」
皆さん、越生町に行きたくなってきましたでしょうか??
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、今回これだけの量をご紹介しましたが、この行程で東京から車で日帰りで行けるのです!!
気軽に自然を満喫して、自然の中にある食や器で身も心も健康に豊かになれる一日。
これが東京からすぐ行けるというのがとても魅力です!!
しかもゆっくり過ごすことができる。なんとも贅沢です。
こういった過ごし方は実は江戸時代から行われてきたことなのだそうです。
江戸時代にはカフェはありませんが(笑)、江戸の町から越生へ向かい、黒山三滝で癒され、七福神巡りを楽しむ。
七福神巡りは今も盛んに行われています。
今も昔も同じことをやっているってすごいですよね。
越生町は古くから交通の要所として、また里山を触れられる気軽な場所として親しまれ、今もハイキング・紫陽花や梅など自然を親しむ場所として受け継がれている街なのです。
もちろん今回ご紹介した場所以外にも越生町には沢山魅力のある場所があります!!
是非越生町へ足を運んでみてくださいね。
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