はじめに
こんにちは。地域編集者の中濱颯です。
地域編集者が本当にオススメするスポットシリーズ、今回は甲信越地方(新潟県・長野県・山梨県)をご紹介いたします!!
筆者は新潟県生まれで、かつ前回の関東おすすめスポットでもご紹介した通り、一番多く住んでいた地域が関東なので甲信越地方は小さい頃から足を運んでいたのでとても思い出深い場所です。
今回実際に巡ってみて本当に良かったところを中心にグルメ・観光・温泉スポットを各県15箇所ずつ厳選いたしました。
甲信越地方にお住まいの方、良く行かれる方、そうでない方も甲信越の良さを噛み締めながらお読みいただき、是非訪れていただけましたら幸いです!
新潟県
【新潟のグルメ】
①ぽんしゅ館(新潟県新潟市・長岡市・湯沢町)
日本酒好きの人が新潟に来たら絶対行きたいのがココ!ぽんしゅ館は新潟の全酒蔵の利き酒ができる越後のお酒ミュージアムで、ワンコイン(500円)でお猪口5杯分の利き酒ができ、新潟県内の全蔵の日本酒を試飲することができます!塩や味噌などもテイスティングしながら飲めるので、ついつい長居しちゃいます。新幹線のある駅直結なので、立ち寄りやすいロケーション。ついつい飲んでしまって乗り遅れないように気をつけないとですね(笑)新潟駅のほか、越後湯沢駅・長岡駅にも店舗があるので出張や観光の折に寄ってみてはいかがでしょうか。
②杭州飯店(新潟県燕市)
新潟県県央部燕(つばめ)市には背脂がたっぷりと浮いた醤油味の背脂ラーメンが数多くあります。燕市は古くから洋食器の製造が盛んな土地で、背脂ラーメンは工場で働く人達への出前として生まれました。暑い工場の中でたっぷりの汗をかいて働く人達のために塩分を多く入れ、その塩分の緩和とスープが冷めないようにたっぷりの背脂を浮かせたのです。そして出前ということもあり、食べるまでに麺が伸びてしまわないようにと極太麺にしたそうです。杭州飯店は背脂ラーメンの元祖と言われ、太い自家製麺に煮干しベースの背脂スープのラーメンで、新潟県外客にもファンが多く、煮干しベースのため、見た目よりも後味はさっぱりです。新潟県生まれの筆者としてはソウルフードです!ここに行くだけでも新潟県へ行く価値があります!是非「杭州飯店」の魅力を味わいに、新潟県燕市を訪れてみてはいかがでしょうか?
③栃尾あぶらあげ(新潟県長岡市)
「栃尾のあぶらげ」は通常の油揚げの3倍近くもあるビッグなサイズ感と、生揚げと見紛うほどの分厚さがあり、弾力ある歯ざわり・淡泊な風味と香ばしさが特徴です。長岡市栃尾エリアに約20店舗の専門店があり、ずっしりとした重量感で食べ応えがあるものから、ふんわりと軽く舌触りのあっさりしたものまで、各店が個性を発揮しています。 一度食べるとやみつきになる人も多く、筆者も栃尾地区に寄ると必ず食べます。是非一度召し上がってみてはいかがでしょうか。
④名代生そば 吉屋(新潟県十日町市)
コシが強く、ツルツルとした滑らかな喉ごしが特徴の、十日町名物「へぎそば」。へぎそばとは、「へぎ」と呼ばれる木製の器に、一口サイズにねじり盛り付けたお蕎麦のことです。「へぎ蕎麦」には海藻の布海苔(ふのり)がつなぎとして使われているのが特徴でやみつきになります!名代生そば 吉屋は天才芸術家、岡本太郎が愛した店としても知られており、メニューは「へぎ蕎麦」と「天ぷら」のみというこだわり!筆者もこの近くに行く時はついつい寄ってしまいます。地元の方もよく通うお店なので是非へぎそばを食べに行かれてみてはいかがでしょうか。
【新潟の観光スポット】
⑤城下町村上町屋の人形さま巡り(新潟県村上市)
「城下町村上町屋の人形さま巡り」は、春まだ浅い3月1日、例年3月1日~4月3日新潟県北に位置する村上市で旧町人町と呼ばれる一帯の催され、町屋や商店の「人形さま」を江戸から現代まで約4千体が展示されます。普段はなかなか立ち入ることができない村上の町屋内部も見学することができます。その家の思い出や願いがこもった大切な「人形さま」を観に行かれてみてはいかがでしょうか。
⑥宿根木集落(新潟県佐渡市)
佐渡島にある宿根木(しゅくねぎ)集落は北前船の寄港地として発展した小木海岸の入り江の集落です。迷路のような路地に今も100棟を超える板壁の民家が密集しており、船大工の技術が結集した町並みとなっています。人々の暮らしと歴史が交差する静かな時間が流れており、情緒を感じることができます。佐渡旅行の際は是非訪れていただきたい場所です。
⑦新潟せんべい王国(新潟県新潟市)
新潟せんべい王国は“ばかうけ”で有名な栗山米菓が運営する観光施設です。職人がせんべいを焼く姿を見学できるのはもちろん、自分でせんべいを焼く体験や味付け体験ができ、全国1位の米菓生産地である新潟らしいスポットです。筆者も小さい頃オリジナルせんべいを作ってとても楽しかった記憶があります。せんべい王国限定「ばかうけ」のほか、ばかうけグッズなどバラエティ豊富な商品も売られているので是非訪れてみてはいかがでしょうか。
⑧燕市産業史料館(新潟県燕市)
モノづくりまち燕の金属加工産業の歴史を伝える史料館。江戸時代から400年続く燕の金属加工技術発展の歴史を最新映像で紹介するとともに、現在も活躍する金工作家や人間国宝の作品のほか、貴重なキセルコレクションや5,000本に及ぶ世界中のスプーンも展示されており、スプーンの多さに圧巻です!体験工房もあるので、燕の職人になりきりながら気軽にモノづくり体験が可能です。観て、触れて、世界で一つだけのオリジナルグッズを作りに行かれてみてはいかがでしょうか。
⑨スノーピークヘッドクォーターズキャンプフィールド(新潟県三条市)
シンプルでハイスペックなアウトドアブランドとして名高いスノーピーク。スノーピークの本社は新潟県三条市にあり、本社、ストアを併設したキャンプフィールドで、広さはなんと約5万坪!広大な敷地には豊かな芝生の丘陵地となっており、リゾート感満載です!レンタル品の充実やスタッフによるサポート、アクティビティーの提供などスノーピークが運営するキャンプ場ならではのサービスを提供しており、初心者からハイレベルまで楽しむことができます。是非豊かな自然とともにものづくりの街三条を満喫してみてはいかがでしょうか。
⑩魚沼の里(新潟県南魚沼市)
魚沼の里は霊峰八海山を望む南魚沼市長森ののどかな田園風景が広がる里山の一角にあり、日本酒をはじめ、南魚沼の特産品、キッチン雑貨等の売店を併設した雪室、個性豊かな飲食店やブルワリーなど、1年を通して多くの観光客が訪れています。なかでも「雪室見学ツアー」はオススメです!約1,000トンの雪を利用し、日本酒「八海山」などを貯蔵している雪中貯蔵庫内をスタッフがご案内していただけます。是非雪国・魚沼の魅力を五感で味わってみてはいかがでしょうか。
⑪星峠の棚田(新潟県十日町市)
米どころとして有名な新潟。十日町市には多くの棚田が点在し、美しい田園風景が広がります。なかでも特に有名で十日町を代表する棚田といわれているのが「星峠の棚田」です。田んぼに水がはられ「水鏡」の美しい春、青々とした緑が一面に広がる夏、雪に覆われる冬など春夏秋冬異なる表情の棚田が人々を魅了します。朝靄、夕日、星空など、一日のなかでも時間ごとに美しさが変化するため、何度でも訪れたくなる場所です。ここに行くだけでも新潟に行く価値があります。是非訪れてみてはいかがでしょうか。
⑫フォッサマグナミュージアム(新潟県糸魚川市)
フォッサマグナミュージアムは平成6年(1994年)に新潟県糸魚川市の奴奈川の郷(ぬなかわのさと)に開館した石の博物館です。糸魚川を代表する美しい鉱物「ヒスイ」や日本列島が誕生した際の大地の裂け目「フォッサマグナ」等を軸に学ぶことができます。日本列島の誕生や、フォッサマグナと日本海の形成等を深く学ぶことができ、とても勉強になります。大地の物語を見て・読んで・触れる体験を通して、地球(糸魚川)の歴史を深く学びに行かれてみてはいかがでしょうか。
【新潟の温泉・宿】
⑬寺泊きんぱちの湯(新潟県長岡市)
新潟県の中央に位置する長岡市寺泊は日本海に面し、通称「魚のアメ横」と呼ばれる海産物市場が軒を連ねています。そんな寺泊にある「きんぱちの湯」は日本海に面した寺泊水族館に隣接した温浴施設で、佐渡海洋深層水を使った種類豊富なお風呂と夕方には美しい夕日が望め、天気の良い日は佐渡を見渡すことが出来ます。筆者も天気の良い日は夕日を観に金八の湯に行くことが良くありました。併設の食事処では海の幸を堪能できるので是非絶景を観に行かれてみてはいかがでしょうか。
⑭竜ヶ窪温泉 竜神の館(新潟県津南町)
名水百選・竜ヶ窪近くにある日帰り温泉施設。お風呂は皮ふ炎にも効くナトリウム塩化物温泉で、塩分量が多く、乾燥を防ぎ湯冷めしにくい泉質です。また、地元のかあちゃん達が地元の大豆と竜ヶ窪の水で作った”名水豆腐”はとても評判で美味しい!是非心身ともに温まりに行かれてみてはいかがでしょうか。
⑮燕温泉「黄金の湯」「河原の湯」(新潟県妙高市)
燕温泉は全国から温泉ファンが来る温泉地で、夏は涼風が心地いい山腹にある2つの秘湯です。岩に囲まれた「黄金の湯」と渓流沿いの「河原の湯」は、どちらも標高1100m地点にあり、冬季は入れなくなる季節限定の野天風呂です。白い湯の花が特徴で、婦人病・リウマチ・美肌にも効能があると言われています。「河原の湯」は上杉謙信の隠し湯との言い伝えもあります。是非野天風呂を楽しまれてみてはいかがでしょうか。