佐賀 2017.10.17

【体験レポート】唐津初!住居付きコワーキングスペース「唐津Switch」

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佐賀県唐津市に誕生した住居付きコワーキングスペース「唐津Switch」。

10月よりオープンしたばかりですが、さっそく泊まり込みで体験取材してきました!

その中で感じた、この施設の魅力をレポートいたします。

1日目。福岡市内を出発し、玄界灘の美しい車窓を眺めながら電車に揺られ、1時間弱で唐津駅へ到着。そこから徒歩10分ほどのところにあるのが、コワーキングスペース「唐津Switch」です。

出迎えてくれたのは、「NPO法人NetworkStationまつろ」のメンバーでもある浦田さん。この日はオープンしたばかりでバタバタされていましたが、そんなお忙しい中でも施設について説明はもちろん、唐津の魅力についても多く語ってもらい、丁寧に接していただきました。

館内は一つの空間内に机と椅子を配置したシンプルな設計。地元の高校生と共同立案のもと、作られたそうです。窓際の席では、通行人の姿を眺めながら、リラックスした雰囲気でPC作業ができます。共用のテーブルは、会議や打ち合わせをしたり、利用者同士でちょっとした雑談をしたりするのに丁度よいスペースです。

コワーキングスペースとしてやや珍しいのは個室が用意されていないこと。個室の方が集中でいやすいという利点もありますが、ずっと部屋にこもられるのを避けるため、敢えて一つのスペースのみの設計にしてあります。大切なのは、利用者同士の交流。人付き合いが好きな浦田さんを見ていると、その意図がひしひしと伝わってきます。

館内はもちろん、フリーWifi完備。サクサクと快適に仕事をすることができます。ティーバッグやコーヒーも用意されていて、飲み放題です。ちょっとしたお茶菓子もあり、良い環境が整っています。

午前中から昼過ぎまでは一人で仕事をしていましたが、夕方から続々とオフィスメンバーがやってきます。フリーライターをやっている女性、本業の傍らネットショップを展開する20代前半の男性、地方創生事業に関わっている唐津市役所の方など。バラエティに富んだ方が集まりだして、話が尽きません。

こういった、他業種の方と交わうことができるのも、コワーキングスペースならではの魅力ですね。私と同業であるライターの女性からは昨今の業界の話を、ネットショップを展開する男性からは基本的な知識やノウハウをけっこう具体的に教えてもらいました。また、市役所の方からは、Switchができるまでのいきさつや、これにかける想いを熱く語っていただきました。

今回集まった面々は全て唐津市内在住の方ばかりでしたが、これから市外・県外の方がたくさん訪れるようになると、より活発な意見交換の場が生まれるのではないでしょうか。今までは考えつかなかった新たなアイディアもどんどん出てくることでしょう。

夜は、宿泊部屋に行く前にせっかくならと市街地を探索。何やら賑やかな音楽がそこかしこで聞こえてきます。何があっているのかと思って、音の鳴る方へ。子どもたちが演奏する姿を発見しました。

実はこれ、今の時期(10月)だけに見られる光景。唐津では毎年11月2日から4日まで、唐津くんちというお祭りが開催されます。その際に披露されるお囃子・曳山囃子(ひきやまばやし)の練習をしているところだったのです。

賑やかな演奏が鳴り響く商店街の中で、夕食をする場所を探します。海の幸が豊かな唐津で、海鮮を頂かない手はない!ということで、浦田さんオススメの居酒屋「暴飲暴食」へと行ってきました。オリジナルの魚介料理はどれも絶品!特に新鮮な魚をそのまま味わえるカルパッチョは、次に行くときも絶対頼みたい一品ですね。

お店は、一人でも入りやすい雰囲気。女性一人のお客さんも珍しくないのだとか。オーナーをぐるりと囲むようなカウンターには地元の常連さん、観光客が入り混じって毎晩盛り上がっています。話し好きのオーナーは唐津の魅力に加え、地元の人でもなかなか知らないような裏事情や通な情報もどんどん教えてくれ、この日も興味深い話を聞くことができました。

そして、宿泊する部屋へ。場所は公開できませんが、市街地から少し離れた静かな場所にあります。冷暖房、冷蔵庫、電子レンジなどの基本的な家電は全てあり、十分に生活しやすい環境です。もちろんここもWi-fiが通っているので、やり残した仕事もできます。

寝る前に少し晩酌。唐津は新鮮な魚がウリの地域なので、スーパーの刺身も十分おいしいのです。がっつり自炊しなくても低予算で毎日の食事を楽しめるのも、嬉しい点ですね。満足した気分で、初日が終わりました。

二日目。朝起きて、さっそくSwitchへと移動。自転車を無料で貸し出してくれるので、サイクリングしてオフィスへと向かいます

午前中に一通り仕事をします。ゆったりとしたスペースで、いつも以上に仕事がはかどり得した気分になりました。いつもは自宅で仕事をしているのですが、家だとどうしてもいろんな誘惑があって、仕事がなかなか手につかないもの。その点、こういったスペースで仕事をすると集中力が増して、効率的に作業できるのが良いですね。

お昼はSwitchから徒歩30秒のところにある、お店・茶寮 平(さりょう ひら)へ。唐津産の旬や野菜や魚介類にこだわったレストランです。私が頼んだのは、「唐津産旬の野菜と魚介類の天ぷら定食」。ご飯は唐津の七山という地方で作られたお米を使っており、地産地消で安心。天つゆは自家製で、揚げるときの油はコレステロールゼロのものなので、ヘルシー志向の方にはピッタリです。

食事を終えて、一足延ばして近くの曳山展示場へ。唐津くんちで街を巡る曳山たちが展示されており、そのスケール感に圧倒されます。唐津の歴史を知る上で重要な施設でもあるので、一度は訪れてみてはいかがでしょうか?

その後、Swithへと戻り、また仕事を再開。この日も来訪者があり、これから何かを始めようと思っているワーホリ経験のある男性でした。ニュージーランドに1年以上いたそうで、当時の思い出話にはワクワクさせられます。彼は今から新しいことをやっていこうという段階ですが、好奇心旺盛で高いモチベーションを持っている姿勢にかなり刺激を受けました。

夕方まで作業を行い、私の取材体験は終了。とても濃い2日間を送ることができました。また近々訪れてみたいですね。

今回取材体験したSwitch。忘れてはいけないのは、コワーキングスペース使用料・宿泊費が全て無料であることです。条件は最低7日以上滞在することで、最大で3ヶ月間宿泊することができます。これだけの体験ができ、海に山に囲まれ、食事もおいしい環境にタダで住むことができるなんて、これ以上ない条件だと言えますね。

これから新しく何かを始めたい方、ノマドワーカーで場所に捕らわれずに仕事ができる方、地域で新しい考え方や発想を求めている方には、ぜひ唐津のコワーキングスペース「唐津Switch」へと訪れてみてください。

唐津に行ってみたい方へ

仕事をしながら唐津の暮らしを体験してみたい!

実際どんな暮らしができるのか体験してみたい!

という方、ぜひお気軽に「唐津Switch」に遊びに行ってみてください!

唐津

【佐賀県唐津市】唐津初!住居付きコワーキングスペース「唐津Switch」

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